カゲロウ物語 17

前回までのあらすじ
南利の緊張が収まらない!

ナツメ「ナンリさーん!もうすぐ出番だよー!いつまでトイレにいるつもりー?」

ドンドンドンドン!

南利「ま、待ってよー!後1分!」
ナツメ「それもう10回ぐらい言ってるよー!」

南利は観念してようやくトイレから出てきた。

よっしー「顔面蒼白だなー。てか南利さん、のど自慢大会でステージ経験あるでしょ」
南利「それとこれとは別よ。あれはお祭りみたいなもんだったし。今回はバンドの命運かかってるし、、、」

ナツメ「あ、もう出番だ!ナンリさん!リラックスしていこー!」

カゲロウはステージに登場

スンノスケ「さてさて、どんなライヴ見せてくれるのかな?」
ヒトシ「お手並み拝見だぜ」

ナツメ「こんばんはー。流線形カゲロウでーす。初ライヴです!よろしく!では1曲目、グラマラス!」

チャラララーン チャラララーン

南利「♪みずのなかのべっとにきみをさそう」

他のメンバー「!?南利さん、声出てね~😨」

スンノスケ「?何だ?ヴォーカル死んでね?」
ヒトシ「せんちゃんの話だとギターのアラサトはちと低レベルだけど、他は目を見張るものがあるって言ってたのに、、、」

グラマラス終了

ナツメ「やばい!このままだと次の曲に入れない!」
南利「あ、あ、あ、人に見られてる、、、どうしよ、どうしよ、」

アラサト「くっ、このままでは、、、そうだ!」
アラサトはポケットに入れてあった写真を南利に見せた。
南利「!つーくん、のんたん!」
アラサト「猫好きの僕にくれた南利さんの猫の写真だよ!このままじゃつーくんものんたんも悲しむよ!」
南利「つーくん、のんたん、、、よし! リーダー、カウント!」
ナツメ「('-^*)ok 21st CHERRY boy!
1234」

南利「♪輝くんだ つーくん 目覚めてくれ 深い闇で生まれた のんたんは愛」

他のメンバー「歌詞ー!」

南利「♪フーフー つーくんのんたん too ヤング tooダーイ」

ナツメ「歌詞かえちゃってるけど、ナンリさんが活き活きしてきた!いつもの いや、いつも以上のナンリさんだー!」

スンノスケ「おいおい、すげー!1曲目はなんだったんだよー!」


アラサトのストロークが鳴り響く
チャンチャカチャンチャンチャカチャンチャンチャカ

ヒトシ「!?こいつ、そんな上手くないけど、なんかすげー!」

どんどんライヴは進んでいく。
よっしー「♪蹴散らせ引くな怯むな進め未来だ」

ヒトシ「なにー!ギターがメインヴォーカルだと!」
スンノスケ「こいつら、俺らのような攻撃的なライヴではないが、バランスが良い!それに、こんなに楽しんでいるせんちゃん あまり見たことない、、、」

立ち上がりグダグダだったが、見事立ち直り 実力以上のライブになった!

カゲロウ 初ライヴ終了

続く

次回 エピソード1最終回「よっしーのファインプレー」お楽しみに!