カゲロウ物語-スピンオフ ナツメ物語-

2099年12月15日

 

ヒサシ「ナツメひぃばーちゃん!お誕生日おめでとう!」

ナツメ「あー、ひ孫のヒサシか。ありがとうな。まさかここまで長生きするとは。。。」

ヒサシ「ナツメばーちゃん、はい、プレゼント」

ナツメ「お、嬉しいな~、何が入ってるのかな?」

ヒサシ「開けてみて!」

ナツメ「ビリビリ、パカ・・・・・・・こ、、、これは!

ドラムのスティック!!」

ヒサシ「ナツメばあ、僕かーちゃんから聞いたことあって。ナツメババアは昔ロックバンドでドラムやってたんでしょ?」

ナツメ「あ~、懐かしいの。。。ああやっとったね」

ヒサシ「どんなバンドだったの?」

ナツメ「BUCK-TICKコピーバンドでな、流線形カゲロウってバンド名だった」

ヒサシ「またやらないの?」

ナツメ「もう無理じゃよ。メンバーとはもう何十年も会ってないし、と言うか生きてるかも分からん。もう100歳超えてるだろうからね。でも生きてたら、、、、みんな元気にしよるかな~?」

ヒサシ「おい、ナツメばばあ!きっとまだまだ現役で出来るさ!僕はナツメばばあの叩くところ見て見たいんだ!」

ナツメ「ヒサシ。。。。ありがたいが。。。。その。。。お前さ、徐々に口悪くなってないか?さっきからババア、ババアうるせーよ」

ヒサシ「それよりさ、ナツメばばあがドラム始めてからカゲロウで活躍するまでの話聞きたいな!」

ナツメ「・・・・ふ、昔話か。。。もうずいぶん昔の事だからどこまで覚えてるか。。。まあ良い、ヒサシよ、耳かっぽじって良く聞きなさい。あれは高校生の頃だったか。。。」

 

 

~ナツメ 17歳の夏~

 

ナツメ「チョベリバー!

あー授業かったりーから抜け出してきちまったよ~、(-。-)y-゜゜゜」

 

その頃のナツメは、ガングロでルーズソックスでよく授業をサボって校舎の裏でタバコを吸っていた。

 

みどり「おーい、ナツメー、そんなとこでサボってたのか~」

ナツメ「あ、親友のみどり!あんたも一緒にサボろうよ!」

みどり「ちょっとあんたに話があってさ!」

ナツメ「え?何々?」

 

みどり「バンドやろーぜ!」

 

ナツメ「は?( ;∀;)」

 

続く