カゲロウ物語 エピソード2 4話

前回までのあらすじ
よっしーはカゲロウを殺す決意をした!?


牢屋にて。

せん「くそ、よっしーめ!俺らをだましてたのか!許せねー💢」
南利「あーもーどうしよ!てかリーダー!あなたよっしーの企みを見抜けなかったの!?」
ナツメ「え?何?こうなったのは私のせいだっていうの!?😠」
南利「そうでしょ!リーダーとして各メンバーをしっかり観察しなさいよ!」
ナツメ「は?💢」
せん「うっさいよー、騒ぐ暇あるなら脱出する方法考えろよー」
南利「何?せんちゃん他人事?あんたもよっしーと同じ男なら見抜きなさいよ!」
せん「んだと!」


アラサト「お・ち・つ・け!!」

南利、ナツメ、せん「Σ( ̄□ ̄)!」

普段物静かなアラサトが叫んだため、メンバーは驚いた。

アラサト「今は揉めてる場合じゃないよ!喧嘩したって向こうの思う壺だ!無駄な体力使わず冷静になって解決策をねろー!」
南利「んなこと皆分かってるよ!でも答えが見つからないから困ってんじゃん!」
アラサト「すぐには好転しないかもしれない。今は我慢の時間帯だ!ほら、サッカーの試合でもあるだろ。相手にずーと攻められてて、クリアしてもセカンドボール拾われて防戦一方の時。でもそんな時、失点せずに皆で耐えてたらカウンターでワンチャン活かしてゴール!弱いチームが強いチームに勝つときによくある展開だ!だから諦めるな!俺達の中のジャイアントキリングを起こそう!」

アラサトは自分のセリフに酔いしれ、ドヤ顔をした。

南利、ナツメ、せん「ポカーン(゜o゜;)」

しかし、残念ながらカゲロウはアラサト以外サッカーに疎い。

ナツメ「例えがよく分からなくてピンと来ないけど、まあ喧嘩してる場合じゃないって事だよね!」
南利「そうだね、サンキューアラポン!😉」
せん「はははは😏」

メンバーの表情がやわらかくなり、雰囲気が少し良くなった。

アラサト「それに、俺達にはまだ希望がある!」
ナツメ「え?何か打開策でも見つけたの!?」
アラサト「よっしーだよ!」
南利「は?何言ってんの?よっしーは裏切ったんだよ!」

アラサト「俺、よっしーが本当に裏切ったとは思えないんだよな~」

カツーン、カツーン

南利「ん?足音?誰か来る!」

よっしー「元気にしてたかい?みんな」

皆「よっしー!」

アラサト「はは、ワンチャンきた!得点チャンスきたー!」

ナツメ「まさか、よっしー、私達を助けに来たの?」

よっしーは牢屋の鍵を開けた。

南利「よっしー!😄」

よっしー「、、、、、お前達を殺しに来た!」

南利、アラサト、ナツメ、せん「⁉️」

ナツメ「え?何?殺しにって?助けに来たんじゃないの?」

よっしー「え?何言ってんの?鬼丸さんの話聞いてなかったの?僕は敵だよ」

アラサト「おいおい、それが本心か?何か弱み握られてるのか?相談乗るぜ!」

よっしー「カチン!てめーアラサト!俺の苦労も知らないで!お前を殺す!」

よっしーはスティックをアラサト目がけ振りかざした!

南利、せん、ナツメ「アラサト!」

バチーン!

よっしー「、、、あ、、あ、ああ、、、」

アラサト「く、くくく」

アラサトは咄嗟に自分のギターで攻撃を防ぎ命を守った。しかしギターのネックが折れてしまった。

アラサト「あああああ!俺のメインギターがー!命の次の次の次ぐらいに大切なギターがー!」

よっしー「あああああ!いや、ギター壊すつもりはなかったんだよ!」

アラサト「てんめーよっしー!このギターは、SGはな、カゲロウ入る前に給付金で買ったんだぞ!(これ実話) 命の次の次の次の次の次ぐらいに大切なものなんだぞ!」

南利、ナツメ、せん「優先順位さっきより下がってる~」

よっしー「あああああー」

よっしーは予定していなかったアラサトのギターを壊したことにより気が動転して逃げていった。
(しかし牢屋の鍵はしっかり閉めてました)

続く

次回「よっしーを信じろ!?」
お楽しみに!