カゲロウ物語 エピソード2 5話
前回までのあらすじ
アラサトギター壊れる
せん「やっぱよっしーは敵だ!普通にアラサト殺そうとしたよ」
南利「本当ガッカリ🤦♀よっしーに一途の希望を抱いた私が馬鹿だった😢」
ナツメ「唯一の頼みの綱と思ってたのに、、、これで振り出しだね。どーしよ😵」
アラサト「、、、いや、諦めるのはまだ早い!俺はよっしーを信じる!」
せん「!?アラサトー、お前は馬鹿なのか お人好しなのか、お前、一歩間違えれば殺されてたんだぞ?」
アラサト「よっしーが攻撃してきた時の顔、、、、あれは殺意を抱いてる顔じゃなかった!」
よっしー「はあはあ、、やべ、アラポンのギター壊しちった、、、アラポンメッチャ怒ってたな~」
鬼丸「おーい、よっしー!監視モニターで見てたがしくじりやがったな、アホが!これでよし子は、、」
よっしー「待ってくれ!プリーズ ラストチャンス!」
鬼丸「あ?」
よっしー「鬼丸さん、俺はあんたに言われたとおりに、じーさんばーさんに取り入り、鬼退治の命を受け、メンバー探した。運良く凄いメンバーと出会うことが出来、彼等と楽しくバンド活動し、彼等と、、、カゲロウメンバーと仲良くなって、ここに連れてこれた。そして閉じ込めることが出来た」
鬼丸「何が言いたい?」
よっしー「ここまで完璧じゃないか!なのに1回やり損なったからって、、、鬼丸さん!そんなんじゃ下が付いてこないですよ!」
鬼丸「ぐぅ、くそよっしーめ、痛いところを。確かに最近若い鬼を飲み誘っても断られまくるな~
分かった、ではもう一度やってみろ!」
よっしー「鬼丸さん、あなたにも同行願う」
鬼丸「え?」
よっしー「俺は実はあんたを一目置いている。本当は信頼されたいんだ!だから俺がカゲロウ殺るとこをその目で見て欲しい。監視モニターで見るよりも直に見た方が信憑性あるでしょ?」
鬼丸「ほう、よっしー、そこまで言うのなら同行しよー」
牢屋にて
ナツメ「アラポンは何を根拠によっしーを信じるの?」
アラサト「スティックで俺を殺そうとした時、もっと早く振りかざせたはず。でも俺がギターで防ぐことが出来るよう振りかざす速度を落とした。あと表情だね」
南利「表情?」
アラサト「憎しみというより、なんか寂しい表情をしていた。きっとよっしーはいろんなしがらみを抱えている!俺らが救ってあげないと!」
よっしー「はいはい、アラポン、都合の良い妄想お疲れ様」
カゲロウ「よっしー!それに鬼丸まで!」
よっしー「さっきの続きだ。誰か一人犠牲になってもらおう」
よっしーは硬度10のスティックを手にした。
アラサト「一人で良いんだな、、、じゃーさっきの続きで俺を殺れ!さっきしくじっただろ!さー来いよ!」
南利、ナツメ、せん「アラポン!」
アラサト「でも、これだけは約束してくれ!殺るのは俺だけにしてくれ!3人は解放してくれ!頼む!」
ナツメ「何言ってんのアラポン!早まらないで!」
南利「そうだよ!アラポンもいないとカゲロウじゃないよー!」
鬼丸「おいよっしー、別に一人じゃなくても良いんだぞ!何人殺しても構わんぞ!俺的にはアラサトより他のメンバーのほうが強力だ。アラサトは下手だし、それにギターは壊れてるから使い物にならない。そんな奴殺っても意味ないんじゃ?」
よっしー「いや、アラポン一人で充分。鬼丸さん、アラポンをなめないほうが良い。アラポンは何気にカゲロウの精神的支柱だ。さっきメンバーでの揉め事もアラポンが収めた。それに俺もいないからカゲロウというバンドはギタリストがいない状態。残る3人は牢屋に閉じ込められてたから心身共に疲弊した状態。牢屋から解放しても、下っ端鬼達大勢で襲えば城の出口まで辿り着けないよ」
鬼丸「なるほど、まー好きにしろ。任せたぞ」
アラサト「みんな、これまでありがとね。短い間だったけどカゲロウで活動出来て本当楽しかったよ!」
よっしー「心の準備はよいな?行くぞアラポン!」
アラサトはよっしーを見つめている。
アラサト「来い、よっしー!」
よっしーはスティックを振りかざした!
よっしー「すまんなアラポン!安らかに眠れ!」
南利、ナツメ、せん「あらポーン!」
バッチーん!
よっしー「、、、、、」
アラサト「、、、、、」
南利、ナツメ、せん「あ、あ、あー!」
鬼丸「、、、、よっしー、、、初めからそれが目的だったのか、、、だから俺を連れてきたのか、、、」
なんと、よっしーはスティックをアラサトに振りかざしたのではなく、隣で見てた鬼丸に振りかざした!
鬼丸は失神した。
よっしー「皆、脱出するよ!」
皆「よっしぃ~!(≧∀≦)」
続く
次回「カゲロウの前に立ちはだかる何か」
お楽しみに!