カゲロウ物語 10

前回までのあらすじ
南利がメンバーに加わった

ナツメ「残すはベースだね」
よっしー「どうやって探す?」
アラサト「輝け!未来のベーシスト大会とかどっかでやってないのかな?」
ナツメ「この物語の設定上、インターネットは存在しない。非効率かもしれないけど、しらみつぶしに当たるよ!」

よっしーとアラサトは町でメンバー募集のチラシ配り

アラサト「いかがっすか~?誰かベースやりませんか~?」
よっしー「年齢、実績、性別不問でーす!」

アラサト「くっ、誰もチラシ受け取ってくれない。そんなにベースって人気ないのか?バンドにおいて重要なポジションだぞ、心臓部分だぞ、サッカーでいうボランチみたいなもんだ」
よっしー「諦めるなアラポン!こんなオフィス街ではなく若者が多そうな町に行こう」

南利とナツメはライヴハウスで物色していた。

南利「うーん、上手い人はいるんだけどね~。なんか違うんだよね~」
ナツメ「うん、ピンと来ないよ。ナンリさん見つけるときもそうだったんだよね~。普通にバンド組むんなら良いけど鬼退治になると強力な人材が必要」

よっしー&アラサト「ベーシスト募集してまーす!お願いしまーす!」

アラサト「おいおい渋谷でもこの体たらくかよ、、、」
よっしー「😖」

ナツメ「おーい、よっしー、アラポン!そっちどう?」

アラサト「ダメだ、受け取ってくれるどころか見向きもしない、、、」
よっしー「そっちは?良いバンドいた?」
ナツメ「良いバンドやベーシストはいたけど、鬼退治出来るようなレベルじゃない」
南利「うーん、まいったねーこりゃ。ベース抜きでやるわけにもいかないしねー」

皆「うーん」

ナツメ「、、、、仕方がない。あの男に接触してみるか」
よっしー「誰?」
ナツメ「スクリュードライバーってバンド知ってる?」
3人「いいえ」
ナツメ「凄く刺激的なライヴをやるバンドなんだけどね。あまりにも刺激的過ぎていくつかのライヴハウス出禁になって。でもアンダーグラウンドでこっそりライヴやってるみたいで」

南利「え?そのバンド相当ヤバそうじゃね?でも鬼退治にはそのぐらいヤバイほうが良いかもね😆 じゃーそのスクリュードライバーってバンドのベースを引き抜くんだね!」

ナツメ「うーん、そこが悩みどこなの」
よっしー「どうして?」
ナツメ「スクリュードライバーのベーシスト せん。彼の奏でるビートは魔のリズムと呼ばれている。実際せんのベースを聴いて死んだ人もいるんだよ」

南利「😱」
よっしー「😵」
アラサト「😫」

続く

次回「恐るべし!せんのベース!」
お楽しみ!