カゲロウ物語 4話
前回までのあらすじ
よっしーは緊張した。
ナツメ「あんた誰?」
よっしー「あ、いや、あの、僕は、その、」
ナツメ「え?何?苦情なら帰って!」
よっしー「あ、いや、そうじゃなくて、その、あの、」
ナツメ「なんなの!?モジモジして!」
よっしー「(やばい、人見知りしてる場合じゃない!)あの!僕とバンド組んで鬼退治しましょー!」
ナツメ「は?何言っちゃてんの?バンド組む?鬼退治?寝言は寝てから言いな!」
よっしー「待ってくれ!俺はあんたのさっきのドラムにインスパイアされたんだ!あんたとならすげーバンド結成出来そうだ!」
ナツメ「ほー、私を褒めてくれるんだね。ありがとう。ただあなたの実力が見たいわ。私の奏でるビートについてこれる?」
よっしー「ふっ、さっきついて来れたからいけるぜ!」
ナツメ「分かったわ、じゃー行くわよ!1 2 3 4」
ドカドカドカドカ
よっしー「う、早い!さっき外で聴いたよりテンポ早えー!BPM250はあるか?しかし許容範囲だ!」
シャカシャカジャジャーン
よっしーは食らいついていく。
ナツメ「さーもっとスピード上げるよ!」
ドカドカドカドカドンドンドンドンドカドカドンドン
よっしー「!?!?へ?なんちゅー早さだ!ナツメの腕が何本にも見える!駄目だ!追いつけない!」
よっしー「ハアハア」
ナツメ「ふん、まだまだねー」
よっしー「今の早さは、、、500ぐらいか?」
ナツメ「そーね、そのぐらいね。ちなみに私の最高記録は1000よ」
よっしー「せせせ1000!」
ナツメ「ん?1000で驚いてんの?言っとくけどね、鬼ヶ島のドラマーは聞いた話じゃ10000は行くらしいよ」
よっしー「いいい10000!」
ナツメ「そう。あんたそのレベルでよく鬼退治なんて言えるわね」
よっしーは現実を突きつけられ、放心状態に陥った。
よっしー「くそ、このままじゃバンド組んでくれない。あ、そうだ。ナツメさん、つまらないものですが、こちらをどうぞ」
よっしーは来る途中の酒屋でビール券で購入した、アサヒスーパードライを差し出した。
ナツメはアサヒスーパードライを受け取った。
ナツメ「、、、、うりゃー!」
ナツメはスーパードライを投げ捨てた!
よっしー「!?」
ナツメ「あんた最低ね、私のレベルについて来れないからって物で吊ろうなんてね。最低!出て行きなさい!」
よっしーの行為は逆にアダとなった。よっしーは家から追い出された。
よっしーは途方にくれていたその時。
?「お困りのようだな」
よっしー「誰だ!」
?「俺の名前はアラサト。君と同じギタリストだ」
続く
次回「打倒ナツメへ猛特訓!」
お楽しみに!