僕とBUCK-TICK
今回のブログはカゲロウ物語の続きではなく、僕がBUCK-TICKというバンドにハマった経緯を綴ります。
※かなり長めです。お時間と心に余裕がある方はぜひ読んで頂けたらと(笑)
BUCK-TICKの存在を知ったのは、1995年。僕が中学2年生の頃。
当時、夏休みに祖父祖母がいる愛媛県に家族と行ってました。
祖父祖母の家にはいとこも住んでいました。その中に僕より3つ年上のいとこがいました。小さいころからよく遊んでもらってました。
1995年の夏、いとこの部屋でスーパーファミコンで遊んでいました。いとこは音楽をよく流していました。ある時BUCK-TICKの「殺シノ調べ」というアルバムをずーとリピートして流していました。そのためスピードの「女の子男の子」とJust One More Kissの「悪魔のささやき」という歌詞のフレーズが耳に残りまくりました。何故かその2曲のそのフレーズがずーと残りました。
気になって尋ねました。
俺「何この曲?誰?」
いとこ「バクチクだぜ!」
そう言っていとこはアルバムを見せてきました。
今もそうですが、当時はもっとピュアだった自分はそのアルバムジャケットを見てビックリしました。
俺「え?殺し?うわ、エグイ!」
こんな感想を持った覚えがあります。
その後、BUCK-TICKにハマった、、、、訳ではありませんでした。
初めてBUCK-TICKの存在を認知しましたが、それはそれで終わり。
次にBUCK-TICKを見たのは、1996年中学3年生の時。当時NHKでポップジャムという番組がやっていました。金曜か土曜の夜だったかに放送されていました。
そこにBUCK-TICKが登場。
その時印象に残ってるのは、ドラムのヤガミトール(アニイ)の髪型でした。
ハットをかぶり、その上から逆立てた髪が突き抜けていました。
そこからBUCK-TICKのファンに、、、、なった訳ではなく、それはそれで終わり。
ただ、当時本屋とか行ったら、音楽雑誌の表紙をBUCK-TICKが飾ってるのをよく目にしました。ヤガミトールの髪型が印象的だったので、一目見たら「あ、BUCK-TICKじゃん」と分かるようになりました。
では、いつからBUCK-TICKにハマるようになったのか。
高校卒業してからになります。確か2000年。18か19歳の頃です。バイトの先輩達とよく飲みに行ってました(ん?俺まだ未成年だなw)。飲んでるときに先輩たちがBOØWYやBUCK-TICKの話を始めました。僕は世代も違う為ついていけません。当時BUCK-TICKの知識は中2時代いとこの家で聴いた殺シノ調べの2曲だけです。
で、なんでか分からないのですが、ちょっと悔しくなって、後日ツタヤかどっかで殺シノ調べをレンタルしました。
初めてちゃんとBUCK-TICKの音楽に触れた瞬間でした。
このアルバムを聴いて、度肝抜かれました。1曲目の「ICONOCLASM」。
これ曲はニューアレンジしたヴァージョンなんですが(というか、殺シノ調べ自体全曲新アレンジした作品)、凄くノイジーな曲です。聴いた瞬間ぶっ飛びました。まず「うわ!気持ちわりー曲!。。。でも。。。なんかかっけー!」こんな感じの感想でした。
で、順番通り聴いていくのですが、なんか飽きないんですよね。初めて聴く曲たちでもあるのですが、なんか、、、メロディラインがこう、、、不思議というか、興味をそそるというか、、、、曲が終わると「次はどんな曲なんだろう」って興味津々に聴いてた覚えがあります。とても新鮮でした。
当時の僕は、自分でもそこそこ気持ち悪くてマニアックな音楽聴いていた自負がありました。al.ni.coってバンドの「セイレン」ていうアルバムやニルヴァーナの「イン ユーテロ」っていうアルバム等を好んでいました。だからなのか、上記に書いたICONOCLASMも受け入れられたのかもしれません。これがヒットソングばっかり聴いていたら多分受け入れてなかったでしょねw
で、こんな斬新なメロディ作るから気になるじゃないですが、作曲者が。
この人の他の作品の曲にもやられました。そこからBUCK-TICKの過去の作品を集めだします。アルバムやビデオを買いました。
で、今井寿さんの表現力にもやられました。
それまで僕のギターヒーローはWANDSやal.ni.coで活動していた柴崎浩さんでした。
柴崎さんは忠実に演奏するギタリストでした。本当に上手い。スタジオミュージシャン的な感じでもあります。
それに対して今井寿さんは、極端に言うと柴崎さんとは180度違うギタリストでした。
もう新鮮すぎて、、、、こんなギタリストいるんだーって虜になってしまいました。
sexy stream linerのツアーのビデオを見た時に思いましたね。
「Kalavinka」って曲はギターを固定してタッピングっぽく弾くわ、「My Fuckin'Valentine」って曲ではギター弾かずにテルミンやるわで、、、なんか自由すぎな表現方法に爽快感を覚えましたw
もちろん、他のメンバーも魅力的でした。
櫻井敦司さんの詞の世界観や声は、良い意味でネガティブ要素があり魅力的。
星野英彦さんも綺麗な曲作るし、カッティングがかっこいい。
もちろん、リズム隊の兄弟も。
BUCK-TICKを深く知っていくにつれ、なんてバランスのとれた素晴らしいバンドなんだって思いました。
そんな感じでどんどんBUCK-TICKというバンドにハマって行きました!
デビュー以来一度もメンバーチェンジなく、33年も続けるなんて奇跡ですよ!
ただ、周りにBUCK-TICK知ってる人があまりいなかったんですよね。僕の年齢的に世代ではないので同世代はもちろん、年上の人でも初期~中期を知ってても、21世紀以降の作品を知ってる人はいなかった。
でも、、、今年、奇跡の出会いですよ。流線形カゲロウってバンドに加入出来て、メンバーはもちろんの事、周りもみーんなBUCK-TICKファン!いろんなBUCK-TICKの話が出来る!
そういえばこないだのスタジオで練習してるとき、ふと思ったのね。「俺、今、BUCK-TICKのコピーバンドやってる!」って。なんか嬉しくなってきちゃって。もし去年の自分が今の自分見たらビックリするよ!まさかBUCK-TICKのコピーバンドやれるなんて思わなかったから!
これからも、BUCK-TICKを愛し続けていけたらと思います。
追記
自分がこれまで見に行ったBUCK-TICKライブ
2007年 デビュー20周年フェス 横浜みなとみらい
2009年 無料招待ライブ 赤坂ブリッツ
今後BUCK-TICK関連もそうですが、他の音楽の事もあればブログに綴っていこうかとは思います。(カゲロウ物語だけだともったいないのでw)