カゲロウ物語 エピソード2 22話
よっしー「なんだって!?ブランニュー・デーモンズのメンバーとバンドやっていただって!?」
アラサト「ああ。以前『爆弾ハンバーグ』ってバンドやってたって言ってたじゃん」
よっしー「あ~、聞いたような気もする」
アラサト「その時のメンバーだよ」
実話を元に回想します。
アラサト ギター
イノ ドラム
ヨネマル ヴォーカル&ギター
オーキ ベース
この4人で爆弾ハンバーグ結成
まずはいろんなバンドのコピーやって、ゆくゆくはオリジナルやろうか的なコンセプトだった。
やったコピーバンドは
オアシス
ニルヴァーナ
RADWIMPS
奥田民生
斉藤和義
くるり
BUCK-TICK
オフスプリング
等
様々なジャンルをとりあえずやったけど、何がしたいのか見えず、全く色がないバンドだった。
その後、オリジナル曲「(仮)渚のカーボーイ」を作り出したが、途中で頓挫。
ライヴは結局やらずスタジオのみの活動。
そんで、リーダーのイノが仕事が土日休みじゃなくなったとかで、活動停滞。そして、自然消滅。
その後、アラサト以外の3人は新たにバンド作ってライヴやったりしてたらしい。
アラサトを誘わなかったのは下手だからという説あり。
新しくドラムを入れ、イノがギターへ転向。
爆弾ハンバーグ時代の回想終了
アラサト「それにしても、あいつら爆弾ハンバーグ時代よりレベルが上がってる、、。てか、本来人間なのに鬼に魂売りやがって!」
ブランニュー・デーモンズのライヴは進んでいく。
光の帝国、異人の夜、ブリリアント、ロンドで高度なステージングを披露
南利「す、凄い、、、対バン相手じゃなく、一般の客として見たいわ~😍」
南利はブランニュー・デーモンズに見とれていた。
ナツメ「こら!ナンリさん!」
鬼丸「ではラストだー!ブランニューだけに、最後はこの曲だー!」
ラスト「ブランニューラバー」
鬼丸「♪パンドラの箱を今とーきーはなてよー」
客「うおー!」
ブランニュー・デーモンズのライヴ終了
あまりにハイクオリティなライヴにたじろぐ流線形カゲロウ。勝てるのか?流線形カゲロウ!
ブランニュー・デーモンズ
本日のセットリスト
ヒロイン
マイ ファッキン バレンタイン
光の帝国
異人の夜
ブリリアント
ロンド
ブランニューラバー
続く
カゲロウ物語 エピソード2 21話
ブランニュー・デーモンズのメンバーがステージ上に登場!
アラサト「さてさて、どんなライヴを見せてくれるんだ?敵だけどBUCK-TICKファンとしては楽しみだぜ!
ん?あれ?うん?」
よっしー「どうした、あらぽん?」
アラサト「ブランニューのギター二人とベース、、、どっかで見たことある。でも鬼のメイクしてて誰だか思い出せないが、、、」
1曲目 「ヒロイン」
鬼丸「♪天国をーさーがそー天使達のほーしをー」
カゲロウ「!!!」
南利「すごい、、良い雰囲気出てる、、、威張るだけの事はあるね」
鬼丸「♪なーがーれーる アークエーリアース 抱いて 夜の果てへ」
客「うおー!最高だぜ!
おーにまる!おーにまる!」
2曲目、柱のスピーディーなドラムが始まった。
カゲロウ「!!!!」
よっしー「は、早い!テンポ速すぎ!」
せん「リーダーの自己記録より早いんじゃない?」
ナツメ「ま、まさか、、これが、テンポ10000!」
2曲目 テンポ10000での「マイ ファッキン バレンタイン」
鬼丸「♪ブゥーリフゥーチャー ライセーアバーユアセールフ」
よっしー「すげー、なんか新しいマイ ファッキン バレンタインだ!」
鬼丸「皆盛り上がってるかー!」
客「うおー!ブランニュー!ブランニュー!おーにまる!おーにまる」
さて、ここでブランニュー・デーモンズのメンバー紹介行くぜー!」
客「うおー!待ってましたー!」
鬼丸「ドラムス!柱ー!」
客「うおー!」
鬼丸「ベース!オーキ!
ギター!ヨネマル!
同じくギター!イノ!
そしてヴォーカルはこの俺様、鬼丸だー!」
客「ぬおー!」
アラサト「!?オーキ?ヨネマル?イノ?、、、まさか?」
ナツメ「知ってんの?」
アラサト「、、、よく見ると、、確かにあいつらに似てる、、、イノ、ヨネマル、オーキ、、この3人は昔俺とバンドを組んでいたんだ!」
続く
カゲロウ物語 エピソード2 20話
対バン当日
鬼ヶ島 新埠頭特設ステージ
司会「さー、ここ鬼ヶ島 特設ステージでは、これから注目の対バンが開かれます!
鬼ヶ島の大スターバンド ブランニュー・デーモンズと人間界が生んだ最強?バンド 流線型カゲロウの2バンドによる対バンです!
しかも両バンド共 BUCK-TICKのコピーバンドという事で注目です!事前に主催側でセットリストをチェックしたところ、被り曲なしです!こりゃ楽しみだ!
また、この対バンの中継はテレビ埼玉とスカパーで生中継致します!」
ナツメ「ふ~、遂に来たね!南利さん、緊張は大丈夫?」
南利「うん、思ったよりか平気!今回は本番前につーくんとのんたんの写真見て心落ち着かせるわ!」
鬼丸「良く来たな、カゲロウよ。バックレずに来たことは褒めてやろう!」
ナツメ「今日は私達の本気の姿見せてあげるわ!辞退するなら今の内よ!」
鬼丸「ふん、そのセリフ、そのまま返してやる」
司会「では、先行と後攻をコイントスで決めてください」
ナツメ「表」
鬼丸「裏」
審判「、、、表です。ナツメさん、どちらにします?」
ナツメ「後攻で!」
鬼丸「ふん、まずはお手並み拝見って事か?まあ良い。どのみち勝つのは俺達だ」
司会「コイントスの結果、先にブランニュー・デーモンズ。次に流線型カゲロウで行います」
客「ブランニュー!ブランニュー!
鬼丸!鬼丸!」
アラサト「なんて人気だ!まあここは鬼ヶ島。ブランニューのホームだ。しょうがない!」
客「鬼丸!鬼丸!
柱!柱!柱!」
ナツメ「!?柱だって!」
よっしー「ハシラ?」
ナツメ「まさか、鬼ヶ島のドラマーは柱だったのか、、、」
アラサト「すげーの?」
ナツメ「柱はテンポ10000叩けるドラマーだよ!」
カゲロウメンバー「!!??」
まもなく、ブランニュー・デーモンズのライヴが始まる!
どんな選曲で、どんなステージングを見せてくれるのか!
続く
カゲロウ物語 エピソード2 19話
対バンへ向け、猛特訓するカゲロウメンバー
アラサト「ふー、良い感じじゃない!」
よっしー「でもまだ伸び代あるよ!まだ本番まで約二週間。がんばろー」
ナツメ「うーん、、、ちょっとアラポンさ~、もう少しキレのあるカッティング出来ない?締まりが悪いよ!」
アラサト「え?あ、ごめん、頑張るよ😖」
ナツメ「あと、南利さん、パフォーマンスも良いけどもっと音聴いて!声の強弱ももっとつけて!」
南利「え?う、うん、、、」
ナツメ「よっしー!今井さんギターなんだからもう少し格好いい音色作ってよ!あと、コーラスももっと参加して!
せんちゃん!ベースの音、少し大きすぎ!周りとのバランス考えて!」
よっしー、せん「、、、あ、ああ」
休憩中の喫煙所にて
アラサト「くそ!リーダーめ!確かに言ってることは間違ってないけど、そんなに追い詰めなくても!俺、モヤシメンタルなのにさ!😫」
南利「なーんかリーダー、ここ数日ピリピリしてるよね~。雰囲気悪いよねー」
せん「うーん、リーダーの気持ちも分かるけど、抱え込んじゃってるね、あれは。リーダーとして、カゲロウの為にも、他のバンドマンの為にも今度の対バンは負けられない。そのプレッシャーからかピリピリするのも仕方が無い。でもこのままだと、バンドとして力を存分に発揮できない」
休憩中のスタジオ
ナツメ「こんなんじゃダメ、もっとアンサンブルをあーだこーだ。ブツブツブツブツ」
よっしー「、、、り、リーダー、、、少し疲れてるのかな。コンビニで何か甘いものでも買ってこようか?」
ナツメ「、、、、、みんなやる気あるのかな?絶対勝たないと、、、負けられない、、、」
よっしー「り、リーダー、、、あの、その、、言いづらいんだけど、、、」
ナツメ「?何よっしー?休憩中だからってたるまないでよ!さっき言われたことちゃんと考えてるの!?」
よっしー「リーダー!落ち着いて!こんな状態じゃ良いライヴ出来ない!カゲロウのコンセプトは楽しむことだよ!今リーダー楽しんでる?」
ナツメ「は?楽しむだけじゃ勝てないんだよ!私が今どれ程辛いか分かる?なんで皆分かってくれないの!」
よっしー「リーダー、、、」
そこに喫煙所から帰ってきた3人
ナツメ「あんた達!いつまで吸ってんの?5分以内で戻って来なさいよ!」
アラサト、せん、南利「うっ」
ナツメ「さー早く練習再開するよ!急いで!」
よっしー「いや、だめだ。こんな状態じゃ出来ないよ」
ナツメ「は!?何言っちゃってるの!」
アラサト「リーダー、よっしーの言うとおりだ。今、リーダーと俺らの精神状態に開きがある。有りすぎる。リーダー、思い出して欲しい、スクリュードライバーと対バンしたとき、俺達の初ライヴの時を」
ナツメ「初ライヴの時、、、」
アラサト「あの時、俺と南利さんは初め極度の緊張状態だったけど、凄く楽しむことが出来た。そして皆も楽しんでいた。あれこそが本来のカゲロウじゃないのか?」
ナツメ「、、、、」
南利「リーダー、アラポンの言うと通りだよ。でもここ数日はそんな感情が、楽しむ感情があまり湧いてこない。今はリーダーに萎縮して演奏してる感じ。もっとこう、楽しんで、笑顔でやってくべきじゃない?」
ナツメ「楽しむ、、笑顔、、」
せん「リーダーの気持ち分かるよ。でもさ、よっしーの時もそうだったけど、一人で抱え込むなよ。楽しい事も辛いことも皆で共有するのがカゲロウだろ?」
ナツメ「う、う、う、」
ナツメは涙を流し始めた。
ナツメ「みんな、ごめんね、、、リーダーとしてカゲロウで結果残したくて、、
それに、ゆうちゃんの仇やみじゅさんの期待、、、他のバンドマンもカゲロウに期待してる。そんな思いを裏切りたくなくて、、😭」
せん「ああ、分かるよ。でもさ、その周りからの期待、皆で背負おうよ。それにみんな、楽しんでライヴやってるカゲロウが見たいんだと思うよ」
アラサト「リーダー、この前ツイッターで呟いてたじゃん。楽しまなきゃバンドやる意味ないって!」
南利「そうだよリーダー!皆が楽しんでカゲロウになるんだよ」
よっしー「このバンドの発端は俺だけどナツメさんがリーダーになって良かったと思ってるよ。最初は態度デカい嫌な女だったけど(笑)、実際はちゃんとメンバーのこと考えてるし、引っ張ってくれてる!本当ありがとう!」
アラサト「俺、リーダーいなかったらここまで上手くなってないよ!」
南利「盗聴器しかける程私をヴォーカルに向かい入れたかったんでしょ!最初は引いたけど、熱意のあるリーダー好きだよ!😆」
せん「みんなこう言ってんだ。俺もみんなと一緒。リーダーとは昔から知ってるけど、今は俺の知ってるリーダーじゃないよ。俺の知ってるリーダーは楽しく、笑顔でドラム叩く人だよ。だからスーパードラマーでもあるんだよ」
ナツメ「う、う、う、皆ありがとう!いろいろキツいこと言ってごめんね。でも今は本当このメンバーとバンド組めて幸せだって、、、改めて思うよ!」
皆「リーダー😊」
ナツメ「ふ~、泣いてる姿、メンバーにも見られたし、なんかスッキリした!😆
よし、楽しんで笑顔で練習再開するよー!」
皆「🙌」
これでカゲロウはさらに絆が深まった!
続く
余談
今話を執筆中、涙が出てきました。😅
カゲロウ物語 エピソード2 18話
アラサトのギターが復活した!
せん「え?俺らの楽器も見たい?」
みじゅ「うん、壊れてなくても状態を確認したいの」
よっしーとせんは楽器をみじゅに渡した。
みじゅ「あ~、結構ガタが来てるよ。これじゃ鬼退治出来るほど良い演奏出来ないよ。また1時間ちょうだい」
1時間後
みじゅ「さ、終わったよ。弾いてみて」
よっしー「なんだこれは?スケールアップしてる!新品みたいだ!」
せん「うお!超良い音だ!この重低音ハンパねー!」
よっしー、せん「うっひょー!」
よっしーとせんはアラサト同様、ウザいぐらい興奮している。
ナツメ「すごいね!これで弦楽器隊はいつも以上の演奏出来るね!😄」
南利「みじゅさんありがとう!さ、スタジオ行こう!」
みじゅ「待って!弦楽器隊だけじゃ足りないよ。ナツメちゃん、ナンリさん、あなた達も新調しないと」
ナツメ「新調って言っても、、、何を?」
南利「ワダス、ヴォーカルだから楽器弾かないよ😲」
みじゅ「スティックとマイクよ!今からオーダーメイドで作るわ。ナツメちゃんとナンリさんを今日1日貸して!手や声帯を調べた上で、最強のスティックとマイクを作るわ!」
翌日
ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカ
アラサト「なんだ、これは!リーダーがここまでパワフルなドラミングが出来るなんて!」
よっしー「すげー音圧だ!」
南利「♪ロンリデー あふれる太陽青い孤独を 手に入れたブル~ボ~イ♪」
せん「!?ナンリさんが悪の華を!?キー低めなのに!」
よっしー「凄い!これでもうどんなキーでもやれるんじゃないか!」
アラサト「スティックとマイクを代えただけで、これほどまでの潜在能力が引き出されるのかー!」
みじゅ「あなた達だって引き出されてるじゃない!」
アラサト「みじゅさんって聖闘士星矢のムウみたいだよね!クロスを修復して、スケールアップしてた!」
皆「ぽかーん(゜o゜;)」
残念ながら、カゲロウは聖闘士星矢に疎い。
アラサト「このバンドは俺と趣味が合う人はいないのか😖」
ナツメ「みじゅさんありがとう!
で、ここまでしてもらったって事は、、、言いづらいんだけど、、、
いくらになるかな?」
南利「そうだ、すっかり忘れてた😰こりゃ高くつきそうだ」
みじゅ「、、、そうねー、、、ここまでスケールアップしたし、本来なら戸建買うぐらいの料金請求したいけど、、、」
よっしー「こ、戸建、、、」
みじゅ「お代はなしよ!」
カゲロウ「え!?」
みじゅ「その代わり、鬼退治を果たすこと!これは絶対条件!果たせなかったら請求するからね!😉」
ナツメ「みじゅさーん、ありがとう!」
皆「ありがとうございます!」
ナツメ「さ、対バンに向け猛練習するよ!」
「おおー」
続く
次回「ナツメの苦悩」
お楽しみに!
カゲロウ物語 エピソード2 17話
カゲロウ物語 エピソード2
17話
みじゅ「鬼退治って、ゆうちゃん あなた本気?」
ゆうちゃん「ああ、本気だ!最近奴らがライヴハウスやスタジオを植民地化してて活動しづらいぜ!奴らはバンドマンを恐れている!成長する前に、成長環境を乗っ取ろうとしている。全国のバンドマンの為にも退治しないと、この世からバンドマンがいなくなってしまう!」
みじゅ「でも、ゆうちゃんがやらなくても、、、もっとプロの人にお願いしてみたら?」
ゆうちゃん「だめだ!プロの連中は鬼達から賄賂もらってるって噂だ!繋がってやがる!」
みじゅ「なら、カミヤズだけでなくみんなで、、、そうだ、スンノスケ君とこの、スクリュードライバーと協力したら?」
ゆうちゃん「だめだ!あそこは今、せんちゃんが引き抜かれるとか何とかで、それどころじゃないみたいだ!とにかく、退治してくるぜ!」
みじゅ「だめよ!多分勝てない!殺されるよ!」
ゆうちゃん「そんなのやってみなけりゃ分かんないじゃん!止めるなよ!」
みじゅ「だめ!死んだら元も子もないよ!」
ゆうちゃん「なんだよ!みじゅのバカヤロー!もうメンテ頼まないよーだ!」
みじゅ「ゆーちゃーん!」
みじゅ「こうしてゆうちゃんは行ってしまった。私が最後に見たゆうちゃんの姿だった。あの時、一瞬見えたの。ゆうちゃん泣いてた、、、もしかしたら分かってたのかもね、自分の命は残り少ないんだと。殺されるかもしれないと。でも責任感強い子だけらバンドマンの為に体張って、、、、アーメン」
カゲロウ達「・・・・・」
みじゅ「はっ!ごめん、感傷に浸ってたわ!カゲロウと関係ない回想シーン長過ぎね^_^;
で、用件はなんだっけ?」
アラサト「僕のギターを治して欲しいんだ」
アラサトはギターを見せた。
みじゅはギターを確認した
アラサト「どうっすか?直せそうですか?」
みじゅ「うん、余裕!1時間ちょうだい」
アラサト「マジすか!」
1時間後
みじゅ「はい、修理完了ー」
アラサトのギターは完全修復し、元通りに、いやさらにスケールアップした状態で戻ってきた!
アラサト「うっひょー!すげー!すごい!」
アラサトはギターをかき鳴らしてみた。
チャンチャカチャンチャンチャカチャンチャンチャカ
皆「!?」
よっしー「え?今アラポンが弾いたんだよね?」
アラサト「そうだよ!」
せん「それにしちゃ、上手く弾けてるね。音もいい!」
アラサト「俺もびっくりだよ!すげー、すっごーい!凄い凄ーい!」
アラサトはウザいぐらい興奮している。
アラサト「みじゅさん、ありがとう!本当ありがとう!」
みじゅ「どういたしまして~」
ナツメ「やっぱ凄いね~、ウデは相変わらずだね!
さ、アラポンギターも復活したし、スタジオ行こう!」
みじゅ「ちょっと待って!アラポンだけでは足りないよ」
ナツメ「え?」
みじゅ「よっしー、せんちゃん、あなた達の楽器も見せて」
続く
カゲロウ物語 エピソード2 16話
カゲロウはアラサトのギターを直すべく、職人の家に行った。
ナツメ「着いたよ。ここだよ」
ナツメは職人の家をノックした。
職人「はーい、どなたー?」
ガチャ
玄関が明き、女性の職人が現れた。
職人「あれ?あなたは?ナツメちゃん!?ナツメちゃんじゃない!久しぶり!」
ナツメ「久しぶり!」
職人「ん?あれ?せんちゃん?せんちゃんもいるじゃない!うわー懐かしい!」
せん「どーも、元気でしたー?」
ナツメ「紹介するね、楽器職人のみじゅさん。私とせんちゃんは昔やってたバンドからお世話になってたよー」
みじゅ「懐かしいな~、ナツメちゃんとせんちゃんが当時やってたバンド、確か、『爆撃-BUCK-GEKI-団』だったよね~」
ナツメ「やーだー名前出さないで~、恥ずかしい~😳」
みじゅ「で、久しぶりにどうしたの?」
ナツメ「あ、そうだった!実は今日来たのは、、、」
ナツメはこれまでの経緯を説明した。
みじゅ「、、、そんな、、、ゆうちゃんが、、、」
みじゅは涙した。
ナツメ「みじゅさん、気持ちは分かるわ、、、ゆうちゃんの仇は私達がとるから!」
みじゅ「ありがとう、、でもゆうちゃんが殺されたのは私の責任でもあるの、、」
ナツメ「え?」
みじゅ「私がゆうちゃんを止めてれば、、、」
3か月前
ゆうちゃん「おーい、みじゅさーん!俺のギターどう?」
みじゅ「うん、バッチリ!特に問題ないよ!一応ブリッチは交換しといたよ~」
ゆうちゃん「サンキュー!」
みじゅ「でも急にメンテナンスなんか頼んで。近々ライヴでもあるの?」
ゆうちゃん「実は、、、来月あたりカミヤで鬼退治行こうと思うんだ!」
みじゅ「なんだって!😲」
続く