カゲロウ物語-スピンオフ ナツメ伝説- 4話

親友を殺されたナツメは、仇をとるべく何度かバンドを組んだりしたが、いまいちパッとしなかった。

 

バンドメンバーA「来週のライブ楽しみだね!」

バンドメンバーB「そうだね!私たちかなり良いバンドだよね!」

バンドメンバーC「うんうん!ナツメはどう?」

ナツメ「え?あー、うん、かっこいいと思うよ(気を遣いながらの口調)」

バンドメンバーA「じゃー来週ははじけようね!お疲れ~」

 

ナツメ「ふー、、、、このバンド、、、来週のライヴ終わったら抜けようかな、、、、正直私にとってはレベルが低い。。。。」

 

~翌週~

 

バンドメンバーA「さ、今日は本番よ!みんなリラックスして楽しんで行こう~」

バンドメンバーB「私たちは3バンド目だね。じゃーまずは1バンド目のお手並みでも拝見するかな」

バンドメンバーC「ちょっとBさーん、上から目線すぎるよ~、あはははh」

 

ナツメ「・・・・・なんかこのメンバーとは人間的にも合わない気がするな~」

 

そして1バンド目のライブが始まった。

 

ナツメ「!!!!!何このバンド!やばかっこいい!!てかベース凄い!何このベース!今まで見たことのないベーシストだ!!」

 

ベースのソロが入る

 

ベンベンベンベンベン

 

ナツメ「え!!!凄すぎなんだけど!こんなベーシストとセッションしてみたいわ!!!」

 

ライブハウスの店長「ススス ストップ!!演奏中止してくれ!」

 

ナツメ「え?」

 

店長「やっぱ君たちを出演させるべきではなかったよ!見ろ周りを!」

 

ナツメ「え??」

 

なんと周りの客や対バンの人たちが失神していた。もちろんナツメのバンドメンバーも。

 

せん「あーーー、ちょっと本気で弾いちゃったよ。わりーわりー」

 

店長「せんさん!あなたのベースは魔のベースだ!危険だ!もう今日のライブは中止だ!早く失神した人間を病院に!死んでしまう!!」

 

しばらくして、

 

ナツメ「あのー、、、、ちょっといいですか?」

せん「ん?何か?君は今日対バン予定だった人だよね?ごめんよ、みんなを失神させてしまって。ん?でも君は大丈夫だったの?」

ナツメ「はい、大丈夫どころか、カッコよすぎて聴き入ってしまいました!」

せん「(マジか、、、、この女何者だ。。。)」

ナツメ「私はナツメと言います。ドラムやってます」

せん「俺はせん。せんちゃんと呼んでくれ」

ナツメ「あの、せんちゃん、、、頼みがあって」

せん「なんだ?」

ナツメ「私とバンド組んでください!そして一緒に鬼退治しましょう!」

せん「????  うーん、いきなりそんなこと言われても。。。まずはナツメの実力を見たい。俺の奏でるビートについて来いよ」

 

ベンベンベン

 

ナツメ「いいわ。見せてあげる」

 

ドカドカドカ

 

せん「!? ほーこれは良いドラミングだ。ならこのテンポならどうかな」

 

ベンベンベンベンベンベンベンベンベンベン!!

 

ドカドカドカドカドカドカドカ ! バシャーン(シンバル叩く音)

 

せん「!!!??? ナツメ、、、君はどこまで早く叩けるんだ?」

ナツメ「一応自己記録は1000かな?せんちゃんだけに1000。なんちゃって(笑)」

せん「。。。。よし、君の実力は分かった。しかし俺たちリズム隊が良くてもダメだ。それ相応のヴォーカル、ギターを見つけないと」

ナツメ「うん!そうだね!ありがとうせんちゃん!!」

 

~現在~

ヒサシ「それでせんちゃんとバンド組んで、ナツメばーちゃんのバンド魂が再熱したんだね!そんで、他のパート集めてカゲロウが誕生したんだ?」

ナツメ「いや、その時はまだカゲロウメンバーとは出会わなかった。ヴォーカル、ギターと何人も入れ替わったが、私やせんちゃん、ましては鬼退治出来るレベルのメンバーと出会うことがなかった。メンバーが入れ替わりながらも数年せんちゃんと一緒にやってきたが結局メンバーが固まることがなく、活動も次第に少なくなっていった。

そして自然消滅みたいな感じでせんちゃんとも疎遠になり、私もバンド熱が冷えてしまって、ある田舎の村にひっそりと過ごすようになった。あの男たちが現れるまでは。。。。」

ヒサシ「あの男たち?」

ナツメ「後にカゲロウメンバーになる、アラサトとよっしーじゃよ」

 

 

アラサト「へへへへ、ここがスーパードラマーナツメがいる家か。待ってろよ、あんたを俺のものにしてやるぜ!」

 

続く

カゲロウ物語-スピンオフ ナツメ物語- 3話

ナツメはついにバンドを組んだ。

 

ナツメのバンドは週一でスタジオに入り練習を重ねて、メキメキ力をつけてきた。

そんなある日。

 

ナツメ「やっべーー!もうこんな時間!スタジオ行かなきゃ、遅刻だ!パチンコに没頭しすぎた!!」

ナツメスタジオ到着。

 

ナツメ「お待たせーー!ごめん、来る途中足の悪いおばーちゃんがいたから助けてたんだ!(嘘)」

 

スタジオの扉を開けた途端、ナツメには信じがたい情景が目に入って来た。

 

なんと、バンド仲間がみんな倒れていた。

 

ナツメ「え、、、何?どうなってるの?」

 

?「へへへへ、お前がこのバンドの最後のメンバーか?」

ナツメ「誰だ!」

コスケ「俺の名はコスケ。鬼丸様の使いによりおめーらを潰しに来た」

ナツメ「は?なんでよ!あんた何なのよ!」

コスケ「俺たち鬼の目標はバンドマンを潰すことだ。お前たちをこのままにしておくとビックなバンドになりそうなんで、早めに潰す。出る杭は打つ!」

ナツメ「よく分かんねーけど、すっげー切れそうだ。お前殺すよ」

コスケ「は?お前みたいな小娘に殺さるか?死ぬのは貴様のほうだ!!」

 

そういうとコスケはナツメに飛び掛かった。

 

しかしナツメはスティックでそれを阻む

 

コスケ「貴様、まあまあやるな、だが、、、ん?なんだこいつの闘気は?ん?戦闘力1000!まだまだ上昇していく!馬鹿な!こいつは人間だぞ!貴様何者だ?」

ナツメ「私は卑しい心を持ちながら怒りによって目覚めた、スーパードラマーナツメだよ!!」

 

コスケ「ヒ、ヒー!」

 

ナツメ「死んで詫びな!テンポ1000!」

コスケ「何?人間がそんな早いテンポを!?うぎゃー!」

 

コスケ死亡

 

ナツメ「。。。。。この物語って読者は大半は大人だよね。。。。内容が思いっきり小学生低学年だ。。。。大丈夫か、作者の頭の中。。。」

 

みどり「う、、う、、うーん」

ナツメ「みどり!良かった、死んでない!すぐに病院連れていくね!!」

みどり「私はもうだめ、、、もうじき死ぬ、、、」

ナツメ「は?何言ってんの?これからバンドで頑張って行くんでしょ!」

みどり「ごめんね、、、昔、鬼におねーちゃんを殺されて、、、敵とりたくてバンド組んだの、、、ナツメの力も借りようとしたけど、、、巻き込もうとしてごめんね」

ナツメ「ううん、一緒に頑張ろう敵とろう!」
みどり「私はもう無理、、、あんな下っ端の鬼相手にこのザマ。でもナツメは違う。あなたなら鬼たちを倒せるはず、、、だから、、、私たちの分も、、、、ナツメにとって最強のバンド結成して、、、、倒して、、」

ナツメ「みどり!でも死なないで!」

みどり「ありがとう、、、、短い間だったけどあなたとバンド出来て楽しかった、、、」

ナツメ「生きて!みどりは鬼退治しなくていいから、私とずっとバンドやろ!」

みどり「ナツメにそう思われるなんて本望だわ、、、、本望(ほんもう)の「ん」と「う」を抜いたら、、、、ホモ   ガクッ」

 

みどり死亡

 

ナツメ「みどりーーーー!!」

 

 

~現在~

ヒサシ「う、う、う  みどりさん可哀そう、、、」

ナツメ「これヒサシ、まだ物語の序盤じゃ、泣くでないよ」

ヒサシ「じゃーそれから鬼退治の為に流線形カゲロウを組んだんだね!」

ナツメ「それはまだちーと先の話じゃ。もちろん最強のバンドを組むために何度かバンドを作ったりはしたが、、、どれも鬼退治出来るレベルに達せなかった。半ば諦めてた時にあの男に出会った」

ヒサシ「あの男?」

ナツメ「後にカゲロウのメンバーにもなる、、、、、ベースのせんじゃよ!」

 

続く

カゲロウ物語-スピンオフ ナツメ物語- 2話

みどり「ナツメ!バンドやろーぜ!」

 

ナツメ「は?何言っちゃってるの?私はバンドなんて興味ないし、楽器出来ないし」

みどり「は?何言っちゃってるの?あんたがロックバンド好きでBUCK-TICKのファンクラブ入ってるの知ってるんだから!それに楽器なんてこれから初めればいいじゃん!」

ナツメ「まあ聴くのは好きだけど、やるのは」

みどり「で、私が思うにナツメはドラムがいいと思う!あんた、ドラム始めなさい!!」

ナツメ「あ?何言っちゃってるの?ドラムって、、、、私は今井寿さんが好きなんだよ!やるんならギターよ!」

みどり「ふふふふ、人っていうのはね、自分の好みと自分に合うのは別なんだよ。私は知ってるんだよ、あんたは日常生活で常日頃からリズムをとってるのをね」

ナツメ「??もうあんたどうしちゃったのよ?言ってることが分からないわ」

みどり「ふふふ、証明してあげるわ」

 

そう言うとみどりはそこに転がってる石を地面に叩きつけた。

 

コロコロコロ

 

地面を転がる石

 

その瞬間、ナツメは足で石の転がるリズムを刻んでいた。

 

みどり「ほら!それ!それよ!!あんたはリズム無くては生きていけないの!」

ナツメ「はー?ちょっと足動かしただけじゃん。それでどうゆう理屈でリズムとってるっていうの?バカみたい」

みどり「ふふふふふふ、あなたはまだ気づいていないだけ。すぐにリズムとビートを欲しがるわ」

ナツメ「もーーー意っっっ味分かんない!私帰る!」

 

ナツメは気分を害し、帰って行ってしまった。

 

 

町をぶらつくナツメ

ナツメ「ふん、リズムが何だってんの?別にドラムじゃなくてもリズム刻むでしょ。みどり馬鹿じゃないの。なんであんな変人と私はこれまで仲良くしてたんだろ?今後の付き合い考えないとな~」

 

その時楽器屋が目に入った。

 

ナツメ「・・・・・みどり勘違いしないでよ。今井さんのモデルギターあるか見るだけだからね」

 

ナツメは楽器屋に入店した。

 

ナツメ「うわーいろんなギターがある!でもどれも高いな~。

あれ?あそこは、、、、ドラムコーナーか。。。ふーんこれがスティックか」

 

ナツメはスティックを手に持ってみた。

 

ナツメ「!!!!!!!!何?スティックを手にしただけで、なんかビビって来た。。。。なんか興奮してきた。。。。え?よく分かんなけど、何か叩きたくなってきた。。。。」

 

その時外から悲鳴が聞こえた!

 

女性「キャーーーーー!!!ヨシヒコが、、、、誰か助けてーーー!!」

通行人「ああーーーー子供が危ない!こりゃもう助からないんじゃないか!?」

 

ナツメは気になって外に出てみた。

 

なんと巨大岩が子供(ヨシヒコ)の頭上に落ちてきている。

 

ヨシヒコ「おかーちゃーーん!!まだ死にたくないよーーーー!!!!!」
母「ああーーーー誰かーーー!」

 

ナツメ「やばい!どーしよ!」

ナツメは咄嗟に楽器屋のスティックを握りしめた。そして、、、

 

ナツメ「アニィの呼吸    壱の型  Ash-ra!」

 

ナツメは落っこちてくる岩に向かって、ジャンプした。

 

そして岩に対して、BUCK-TICKの曲「Ash‐ra」のイントロのようなドラムミングを敢行!

 

ピシピシ ドカーン

 

岩は子供に当たる前に砕け散った。

 

そこに居合わせた人たち「やったーーーー!!」

 

ナツメ「え?え?何これ?私がやったの?」

みどり「そうだよ」

ナツメ「みどり!なんであんたがここに?」

みどり「たまたま通りかかっただけよ。でもすごいわナツメ!これであなたはドラマーね!一緒にバンド頑張りましょ!」

ナツメ「みどり、、、、分かったわ!私スティック握った瞬間すごく興奮したもん!これから和気あいあいとやっていこーー!」

みどり「(笑) そうね、まずはセミプロ目指しましょ!」

ナツメ「退屈だった日々から抜け出せそうだーーー!」

 

みどり「・・・・・(ナツメ、ごめんね。あなたは趣味の1部としてやろうとしてるかもしれないけど、、、、、巻き込む形になるかもしれないけど、、、、、あなたと共に鬼退治するよ!あなたなら鬼丸を倒せるかも!)」

 

 

続く

 

 

カゲロウ物語-スピンオフ ナツメ物語-

2099年12月15日

 

ヒサシ「ナツメひぃばーちゃん!お誕生日おめでとう!」

ナツメ「あー、ひ孫のヒサシか。ありがとうな。まさかここまで長生きするとは。。。」

ヒサシ「ナツメばーちゃん、はい、プレゼント」

ナツメ「お、嬉しいな~、何が入ってるのかな?」

ヒサシ「開けてみて!」

ナツメ「ビリビリ、パカ・・・・・・・こ、、、これは!

ドラムのスティック!!」

ヒサシ「ナツメばあ、僕かーちゃんから聞いたことあって。ナツメババアは昔ロックバンドでドラムやってたんでしょ?」

ナツメ「あ~、懐かしいの。。。ああやっとったね」

ヒサシ「どんなバンドだったの?」

ナツメ「BUCK-TICKコピーバンドでな、流線形カゲロウってバンド名だった」

ヒサシ「またやらないの?」

ナツメ「もう無理じゃよ。メンバーとはもう何十年も会ってないし、と言うか生きてるかも分からん。もう100歳超えてるだろうからね。でも生きてたら、、、、みんな元気にしよるかな~?」

ヒサシ「おい、ナツメばばあ!きっとまだまだ現役で出来るさ!僕はナツメばばあの叩くところ見て見たいんだ!」

ナツメ「ヒサシ。。。。ありがたいが。。。。その。。。お前さ、徐々に口悪くなってないか?さっきからババア、ババアうるせーよ」

ヒサシ「それよりさ、ナツメばばあがドラム始めてからカゲロウで活躍するまでの話聞きたいな!」

ナツメ「・・・・ふ、昔話か。。。もうずいぶん昔の事だからどこまで覚えてるか。。。まあ良い、ヒサシよ、耳かっぽじって良く聞きなさい。あれは高校生の頃だったか。。。」

 

 

~ナツメ 17歳の夏~

 

ナツメ「チョベリバー!

あー授業かったりーから抜け出してきちまったよ~、(-。-)y-゜゜゜」

 

その頃のナツメは、ガングロでルーズソックスでよく授業をサボって校舎の裏でタバコを吸っていた。

 

みどり「おーい、ナツメー、そんなとこでサボってたのか~」

ナツメ「あ、親友のみどり!あんたも一緒にサボろうよ!」

みどり「ちょっとあんたに話があってさ!」

ナツメ「え?何々?」

 

みどり「バンドやろーぜ!」

 

ナツメ「は?( ;∀;)」

 

続く

 

カゲロウ物語 (今度こそ)最終話

オープニングテーマ「萌えてカゲロウ」

https://youtu.be/dajXoTELaPs

以下、歌詞

「ちょっとあれ見な 南利が唄う
優れ者と ハコ中騒ぐ
ナンリ せん ナツメ(ナンリ せん ナツメ)
アラサト よっしー(アラサト よっしー)
アラサトミスってナツメが切れる

それにつけても俺達なんなのー
曲1曲にきりきり舞いさ

ダッシュダッシュダッシュ キックアンドダッシュ
いつか決めるぜ 武道館ライヴ

そん時俺がスーパーヒーローさ

ダッシュダッシュダッシュ キックアンドダッシュ

萌えてカゲロウ 駆け抜けろ」

 

カゲロウのギグは凄い盛り上がりを見せていた!

ナツメ「みんなありがとう!では最後の曲です!皆で歌ってください!」

ラスト「コスモス」

南利「♪僕を狂わせて欲しいー 小さな手のひらにはー運命のような世界」

南利「♪コースーモスーがさーき乱れるー」
客「♪こーのー世界の果てにー」
南利「♪君ににーてるー」
客「♪愛だけがそこにあーるー」
南利「愛だけがそこに」
客「あーーーーるーーーー」

客「うおー!カゲロウー、最高だぜー!」

会場は熱気に包まれた!

南利「あ、ありがとうございました!流線形カゲロウでした!」

ナツメ「凄い、、、こんなの生きてて初めて」
せん「くそ、泣けてくるぜ😆」
アラサト「、、、、なんという光景だ、、、一生の宝物だ」
よっしー「感無量」

鬼丸「カゲロウ!、、、お疲れ様。悔しいが、お前達の勝ちだ。俺らのライヴより素晴らしかったよ」
よっしー「いや、もう勝った負けたじゃないよ。お互い素晴らしライヴだった。この場を設けてくれてありがとう」

鬼丸「よっしー、、、これをお前に返そう」

鬼丸は水槽を持ってきた。
中には1匹のメダカが入っていた。

よっしー「よし子!生きてたのか!」

アラサト「へ?よし子ってメダカだったの?てっきり人間の彼女かと思ってたよ(゚o゚)/」

鬼丸「本当は川に返そうかと思ってたんだが、見てる内に可愛く思えてきてな。よっしーが惚れる気持ちも分かるぜ!」
よっしー「ああー!よし子ー生きてて良かったー!また一緒に暮らせるね!」

他のカゲロウメンバー「・・・」

鬼丸「お前らのライヴで気付かされたぜ。楽しんでやることの大切さを。実は俺も元々は人間だったんだ。これからは鬼丸としてではなく、西丸として人間界で活動するよ」
よっしー「ああ、また対バンしよー!」

イノ「アラサト、お前がここまで出来るなんてな。正直見直したと言うか、格好よかったぜ」
アラサト「ありがとな。でもさ、よく考えたら爆弾ハンバーグやってなかったら、またバンドやろうと思ってなかったかもしれん。爆弾ハンバーグでバンドの良さを知ったんだ。ありがとな。良かったら爆弾ハンバーグ復活させちゃう?😏」
ヨネマル「ははwそれ悪くねーな。カゲロウより格好いいバンドにしよーぜ😄」

司会「両バンドがお互いの健闘を称え合ってます!そうです!試合が終われば敵味方はありません!ノーサイドです!」

そして、この対バンをテレビ中継で見てた人達もいた。


ゆうた「いやー、面白いバンドだなー、流線形カゲロウって」
アニイ「俺達にあまり寄せてないとこもいいねー」
星野「アラサトって奴、弟子にしてしごきたいな~(笑)」
櫻井「うーん、自分が体調優れない時は南利を替え玉に使おうかな(笑)」
ユウタ「今井君的にはどうだった?」

今井「ああ?別に、良いんでない」


スタンディングオベーションの会場内

ナツメ「さ、お客さんに挨拶に行こう!」

みじゅ「カゲロウー、最高に良かったよー!」
スンノスケ「お前らすげーよ~!良かったぜ!」
ヒトシ「刺激になったぜ!俺らも頑張んないとな!」
じーさん「よっしーよ、良いギグをありがとう。長生きして良かった」
ばーさん「よっしー、、、ここまで大きくなって😢」
つーくん、のんたん「ニャンリ~😻」

客「カーゲーロー!カーゲーロー!」

アラサト「なんという光景だ、、、まさに絶景だ、、、人生最高の瞬間だ、、、」


ピピピピー!ピピピピー!

アラサト「ん?あれ?」

ピピピピー!ピピピピー!

アラサト「え?携帯のアラーム?え?ここは、俺んち?え?うそ?マジ?」

アラサトは携帯のライングループをチェックした。

アラサト「え?ない!?カゲロウのグループラインがない!?」

なんと、カゲロウ物語は全てアラサトの夢での出来事であった。

アラサト「そんな、、、ということは、よっしーも、リーダーも、せんちゃんも、南利さんも、、、架空の人物!?
、、、カゲロウは存在しなかったのか、、、カゲロウがいない、、、俺はこれから何のために生きていけば良い?」

アラサトは放心状態になった。


アラサト「でも、、、夢だったとしても、、、凄く感動した。なんか今回の夢を通して、自分自身に自信が湧いた!よっしーもリーダーもせんちゃんも南利さんも、、、カゲロウはいないけど、これからも頑張って生きて行けそうだ!夢をありがとう、流線形カゲロウ!」

カゲロウ物語 エピソード2

エンディングテーマ「new world」

BUCK-TICK / 「New World」ミュージックビデオ - YouTube

 

 

ご愛読ありがとうございました♪ By あらぽん

カゲロウ物語 最終話

カゲロウ物語最終話

 

その前に、これまでのあらすじ

 

昔々あるところに、おじーさんとおばーさんがいました。

おばーさんが川で洗濯していると「どんぶらこっこ~、どんぶらこっこ~」と大きな桃が流れてきました。

おばーさん「ぬお!なんちゅーでけー桃だ!こりゃ持って帰るっきゃねーな!」

興奮したおばーさんは学生時代茶道部で培った根性を活かして、大きな桃を持ち帰りました。

山で芝刈りと言う名の日向ぼっこをしていたおじーさんも戻り、二人で桃を切りにかかりました。

二人を想像していました。「ぜってー赤ちゃん出てくるっしょ!」

そしたら中からギターを抱えた成人男性よっしーが登場!

3人仲良く暮らし始めました。

ある日働かずにギターばっかり弾くよっしーを見て、

おじーさん「こやつ、なかなか良いテクニックじゃ。チョーキング1つとっても安定しておる。これはまさか、、、よっしーなら鬼丸を倒せるかもしれん!」

そう思ったおじーさんはよっしーを鬼退治に任命しました。

 

鬼退治には仲間が必要です。

とある村に立ち寄ったよっしーはドラマーのナツメと出会います。

しかしナツメのドラミングに翻弄されたよっしーはナツメに振られてしまいました。

しかし、偶然にもアラサトというギタリストと出会います。

よっしーは、アラサトの熱烈なラヴコールをしぶしぶ受け入れ、二人で組んでナツメに再アタック。

ナツメはこれまで失敗がなく、勝利ばかりしていましたが、よっしーとアラサトという自分より格下が自分と対等に奏でるビートに押され、観念します。

ナツメが仲間に加わり次のメンバーを探します。

とある村で南利というヴォーカリストと出会います。

南利の歌にインスパイアされた3人は南利を口説きますが、落ちません。

南利は猫を飼っていて、鬼退治に行くと家を空けるため、猫の面倒が見れなくなる。

それを懸念していましたが、鬼ヶ島は都内にあるため、日帰り出来る事も分かり、また愛猫のつーくん、のんたんにも応援され、仲間に加わることになりました。

 

最後はベーシスト

なかなか見つかりませんでしたが、ナツメの旧友、せんに会いに行きます。

しかしせんの強烈な魔のリズムにアラサトは耐え切れず失神してしまいます。

ナツメは弱っちーアラサトを首にして、歩み始めます。

しかしアラサトもこのままでは終われなく、再びせんに挑みます。

なんとかせんの魔のリズムについていき、なんとかアラサト勝利。

バンドに復帰します。

 

バンド名が「流線形カゲロウ」に決定

 

初のライブを行い、なんとか大成功!

 

ここまでが、エピソード1

 

次、エピソード2(現在連載中)

 

無事バンドを結成したカゲロウは鬼ヶ島へGO

しかし途中ナツメのバンド仲間、ゆうちゃんと遭遇

ゆうちゃんは先に鬼退治に行ったが返り討ちに合い、虫の息。

ついに力尽きゆうちゃん死亡

 

ゆうちゃんの仇をとるべく、鬼城へ突入するカゲロウ

下っ端鬼兵を蹴散らし、ついにボスの鬼丸のもとへ

 

しかし、なんと仲間だと思っていたよっしーは実は鬼の手先であり、裏切られてしまい、カゲロウは牢屋に閉じ込められる。

しかし実はよっしーは恋人?のよし子を奪われたため、しぶしぶ鬼丸の言う事を聞いていた。でもカゲロウと活動をしていく中で、カゲロウに愛着を抱いていたため、メンバーを助けることに。

とりあえず、カゲロウは鬼城を脱出。

まずは体制を整える事になる。

しかし、鬼丸から1か月後の対バンを申し込まれた。

 

楽器職人のみじゅのもとを訪ねたカゲロウ。

各々のパートをグレードアップしてもらい、準備万端!

対バンに向け、練習も重ねマジで準備万端!

 

ついに対バン当日

鬼丸率いるブランニューデーモンズとの対バンは壮絶な戦いに。

先に披露したブランユーデーモンズはハイクオリティなステージングを見せつけてカゲロウにプレッシャーをかける。

しかし、1枚岩となったカゲロウはそんなプレッシャーを物ともせず、堂々とライブを行う。大アウェーの中、ブランニューの客も味方につけ、次々と曲を披露!

会場の興奮がピークに達した!

 

登場人物紹介

流線形カゲロウ

よっしー:ギター。この物語の主人公。よし子の仇を撃つべく鬼に挑む

ナツメ:ドラム。バンドのリーダー。高飛車だが仲間を大切にする熱血リーダー

アラサト:ギター。バンドの下っ端。しかしバンド愛は誰にも負けない

南利:ヴォーカル。バンドの潤滑油的存在。つーくんとのんたんという猫を飼っている。

せん:ベース。魔のリズムを刻む。常に周りを冷静に見渡すクールなナイスガイ。

 

ブランニューデーモンズ

鬼丸:鬼の頭。バンドではヴォーカル。よっしーを利用するなどずる賢いが、実はかなりのイケメン。

柱:テンポ10000を叩き出すドラマー

イノ:ギター。昔アラサトと同じバンドの爆弾ハンバーグ出身。爆弾ハンバーグ時代はドラマー

ヨネマル:ギター。昔アラサトと同じバンドの爆弾ハンバーグ出身。フラワーカンパニーが大好き

オーキ:ベース。昔アラサトと同じバンドの爆弾ハンバーグ出身。実は女性。

 

スクリュードライバー

スンノスケ:ヴォーカル。勢いがあり、客を虜にするぱねーヴォーカリスト

ヒトシ:ギター。しかし本職はベース。物語の都合上せんがベースだったのでギターで。

 

その他

じーさん:よっしーに鬼退治を命じた。この物語のポイントになった人物

ばーさん:よっしーが入った桃をゲット。ばーさんがいなかったら物語は始まってなかった。

フランチェスコ:イタリア出身の歌姫。南利の同級生。昔から南利とはライバル関係。でもあまり仲良くはない。

つーくん:猫。ナイスガイ。南利の投げるボールをとってきてくれる

のんたん:猫。べっぴん。つーくんがいない時に南利に甘える

ゆうちゃん:物語で唯一死んだ人物。しかし死に役は彼にしか出来ない!

みじゅ:カゲロウを陰で支える楽器職人。彼女がいなかったら対バンは実現していなかったかも

 

 

最終回本編は近日公開予定!!!!!

お楽しみに!!

 

カゲロウ物語 エピソード2 26話

6曲目「ユリイカ」が始まった

南利「♪愛の呪文だよー 名もない世界の果て アダブカダブラ イエーイイエーイ!」

客「ラヴ!ラヴ!イエー!イエー!」

ナツメ「凄いよ、、、なんか夢みたい、、、私は昔から自分に自信があった。ドラムもすぐに上手くなった。そのせいか、いつも高飛車で自分以下の人間は相手にしなかった。ても、よっしーやアラポンと出会って、考え方が変わった。それにこんな私のことを皆リーダーとして受け入れてくれた。ありがとう!」

南利「♪ベイベー ビューティー ビューティフルオーベイベー 青い星が飛び散った」

せん「不思議だな~、元々このバンドに入るつもりは本当はなかったんだよな~。でも皆楽しんでやってて、、、これまでは生きるか死ぬかでやってたから、カゲロウに入って純粋に音楽を楽しめるようになったな、、、楽しんでやる、、、まさにそれだよな~」

南利「♪ベイベー ビューティービューティフルオーベイベー 綺麗だね 一瞬さ」

アラサト「凄い!凄いよ!これは夢か?スクリュードライバーとの対バンの時より凄い!俺が、、、カゲロウでライヴが出来てる!俺はずっと中途半端だった。何をやってもダメダメだった。そんな才能がない俺だけど、皆見捨てずに、、、俺も頑張ることが出来た!頑張ればジャイアントキリングを起こせるんだ!」

南利「♪胸が張り裂けそう 手のひらを太陽に アダブカダブラwoo yeah! 」

よっしー「鬼丸よ、ある意味あんたに感謝かもな。あんたが俺を桃に入れなければ、カゲロウとの出会いはなかった。最初は騙すつもりだったけど、、、こんな良いメンバー他にいない!俺は彼らと未来永劫やっていきたい!そんな気持ちになっていった!鬼丸よ、よく見ておくんだ!これが流線形カゲロウだよ!」

鬼丸「よっしー、、、」


ラヴ!ラヴ!ラヴ!ラヴ!
イエー!イエー!イエー!イエー!

南利「最高だよ!本当に運命的だったよ。ノリで出た喉自慢大会なのに、こんな運命的な出会い出来て、ここまでやってこれたのは皆のお陰だ!
つーくん、のんたんも後押しありがとう!他の皆も!本っ当にありがとう!」


ピース!

続く

次回、ついに最終話!
フィナーレです!